Navicat Monitorのバージョン 3がリリースされました。当然のことながら、多くの優れた新機能と、既存の機能に対する多数の改善が含まれています。バージョン 2と3の間の最も注目すべき変更点の1つは、PostgreSQLインスタンスのSQLプロファイラーを含む、PostgreSQLのサポートが追加されたことです。
本日のブログでは、Navicat Monitor 3.0を使用してPostgreSQLインスタンスを監視するためのセットアップに関するクイックガイドを提供します。
PostgreSQLインスタンスの追加
監視対象のデータベースインスタンスは全て概要画面で確認できます。PostgreSQLインスタンスを監視するためには、この画面に追加する必要があります。これを行うためには、画面の上部にある“+新しいインスタンス”ボタンをクリックするだけです。そうすることで、利用可能なデータベースタイプ(従来型とクラウドベースの両方)のコンテキストリストが表示されます:
PostgreSQL項目を選択して、新しいPostgreSQLインスタンスダイアログを開きます:
Navicat Monitorは、安全なSSHトンネルを介してデータベースサーバーに接続し、監視データを送受信できます。リモート接続が無効になっていたり、ファイアウォールによってブロックされている場合でも、サーバーに接続できます。
PostgreSQLサーバーセクションで、次の情報を入力します:
- ホスト名: データベースサーバーのホスト名またはIPアドレス。
- ポート: データベースサーバーに接続するためのTCP/IPポート。
- ユーザー名: データベースサーバーに接続するための監視ユーザー。
- パスワード: 監視ユーザーのログインパスワード。
- サーバーの種類: サーバーの種類。UnixライクでもWindowsでもかまいません。
Navicat Monitorは、CPUやメモリリソースなどのDB サーバーのシステムパフォーマンスメトリックも収集できます。このログインを提供しない場合でも、サーバーを監視できますが、システムパフォーマンスメトリックは表示されません。
上記の情報を全て入力したら、新規ボタンをクリックして新しいインスタンスを作成します。
トークンの有効化
PostgreSQLインスタンスを追加したので、それを有効化する準備が整いました。そのためには、“設定” > “トークンの有効化とインスタンスへのライセンス付与”でそれにトークンを割り当てる必要があります。
インスタンスを有効化するためには、“非ライセンスインスタンス”リストでそのインスタンスを見つけ、その横のボックスにチェックを入れ、“ライセンス“ボタンをクリックして”ライセンスインスタンス”リストに移動します。これが、“ライセンス“リストの「PostgreSQL Test DB 1」インスタンスです:
これで、クエリの実行、サーバーの負荷、可用性、ディスクの使用状況、ネットワークI/O、テーブルロックなどに関するインスタンスのパフォーマンスについてのサーバー統計の詳細を受け取ることができるようになりました。サーバー間の偏差とトラフィックを簡単に追跡することによって、可能な解決策を調べ、それに応じてサーバー設定を調整できます。
クエリパフォーマンスの監視
クエリアナライザツールは、内容の解釈を容易にするクエリログのグラフィカル表現を提供します。さらに、クエリアナライザツールを使用すると、クエリパフォーマンスの監視と最適化、クエリアクティビティの統計の視覚化、SQLステートメントの分析、長時間実行クエリの迅速な特定と解決が可能になります。新しいインスタンス用のクエリアナライザは次のとおりです:
データベースは新しく、現在は使用されていないため、現時点では長時間実行クエリはありません。
Navicat Monitor 3.0を使用したPostgreSQLの監視に関する最終的な考え
Navicat Monitor 3.0のおかげで、強化されたクエリアナライザ画面や長時間実行クエリ画面など、多くの便利なツールを使用してPostgreSQLインスタンスを監視できるようになりました。
Navicat Monitor 3.0は、Windows、macOS(Homebrewを使用)、Linuxで利用できます。無料で14日間Navicat Monitor 3.0を試用して、購入前に全ての新機能を試すことができます。