Redisは、オープンソースのBSDライセンスを取得した、Cで書かれた高度なキーバリューストアです。キーにはString、Hash、List、Set、Sorted Setを含めることができるため、データ構造サーバーとも呼ばれます。このチュートリアルでは、Redisをすぐに使い始めるために必要なRedisの概念の基礎を説明します。
Redisを使用する理由
確かに、選択できるキーバリューストアはRedisだけではありません。ただし、Redisには競合他社に比べていくつかの利点があります。例えば：
- Redisは、他のほとんどのキーバリューデータストアよりも多くのデータ型をサポートします。開発者は、リスト、セット、ソートされたセット、ハッシュなど、ほとんどの型をすでに知っています。開発者はタスクにどのデータ型を使用するかを知っている傾向があるため、これにより問題の解決が容易になります。
- Redisはデータベースを完全にメモリ内に保持し、永続化のみにディスクを使用するため、非常に高速になります。実際に、1秒あたり約110,000のSET、1秒あたり約81,000のGETを実行できます！
- Redisは、任意の数のスレーブにデータを複製できます。
- 全てのRedis操作はアトミックです。これにより、2つのクライアントが同じデータに同時にアクセスした場合、Redisサーバーは更新された値を受け取ることが保証されます。
- Redisはパブリッシュ／サブスクライブをネイティブにサポートしています。そのため、メッセージングキューに最適です。
- Redisは、Webアプリケーションのセッション、Webページのヒット数など、アプリケーション内の存続期間の短いデータの管理に適しています。
Redisを使用しない場合
もちろん、Redisにも欠陥がないわけではありません。突然の停電などの電力供給停止が発生した場合にデータ損失の可能性を最小限に抑える必要がある場合、これは最良の選択ではありません。データセットに対する5分ごとや100回の書き込みなど、複数のセーブポイントを設定できます。ただし、何らかの理由で適切にシャットダウンせずにRedisが動作を停止した場合は、最新の数分間のデータが失われることを覚悟しておく必要があります。
もう1つの問題は、Redisはデータをディスクに永続化するために子プロセスをフォークする必要があることがよくあります。これにより、データセットが大きい場合は多くのシステムリソースが消費される可能性があり、データセットのサイズとCPU能力に応じて、数ミリ秒から丸1秒の範囲でクライアントのサービスが中断される可能性があります。
Redisのインストール
Redisをインストールする方法は、オペレーティングシステムと、Redis StackおよびRedis UIにバンドルされているものをインストールするかどうかによって異なります。公式のRedisのサイトには、全てのO/Sのガイドがあります：
- LinuxにRedisをインストールする
- macOSにRedisをインストールする
- WindowsにRedisをインストールする
- Redis StackおよびRedisInsightを使用してRedisをインストールする
- ソースからRedisをインストールする （Cコンパイラとlibcが必要）
Redisを起動して実行し、Navicat for Redis を使用して接続できるようになったら、以下のチュートリアルに進みます。
Redis CLIの探索
Navicat for Redisには、データベースインスタンスと直接通信できるコンソールが含まれています：
NavicatでCLIを使用する利点の1つは、コマンド名やパラメータなどのCLIコマンドのあらゆる面でオートコンプリートが提供されることです：
結論
このチュートリアルでは、Redisをすぐに使い始めるために必要なRedisの概念の基礎を説明しました。今後数週間でRedisに関する記事がさらにたくさん出てくる予定ですので、またチェックしに来てください！
