Navicat Monitor 3 は、安全でシンプルなエージェントレスのリモートサーバー監視ツールであり、可能な限り効果的に監視を行うための多くの強力な機能が含まれています。ウェブブラウザを介してどこからでもNavicat Monitorにアクセスし、その可用性やディスク使用量、ネットワークI/O、テーブルロックなどに関するサーバーの負荷とパフォーマンスの統計にアクセスできます。
独自のクエリを使用して特定のインスタンスのカスタムパフォーマンスメトリックを収集し、メトリック値が特定のしきい値や期間を超えた時にカスタムデータに関するアラートを受け取ることもできることをご存知ですか?カスタムメトリックはチャートとして表示することもできるため、データをより深く理解し、傾向を迅速に特定することができます。今日のブログでは、Sakilaサンプルデータベース内の映画レンタルの平均コストを示すカスタムメトリックを作成します。
カスタムメトリックの作成
設定タブのアラートとレポートセクションにカスタムメトリックページがあります:
- カスタムメトリックページで、"+ 新しいカスタムメトリック"ボタンをクリックして、新しいカスタムメトリックダイアログを表示します。
- 最初のステップは、メトリック名と詳細を含むメトリック詳細を提供することです。このメトリックを"Average Payment"と呼びます(名前には、「<」、「>」、「:」、「"」、「/」、「|」、「?」、「*」文字、または、OSの予約名を含めることはできないことに注意してください)。説明に、「The average payment in the Sakila payment table.」を追加しましょう。
- データベースの種類は、"MySQL"を選択します。
- 全てのインスタンスから1つの特定のデータベースにメトリックを収集できます。この例では、MySQLインスタンスを選択します。
- クエリフィールドでは、クエリは単一の数値スカラー値またはNULL値を返す必要があることに注意することが重要です。したがって、AVG、MIN、MAXなどの集計関数を対象の列に適用する必要があります。この例では、AVG関数:"SELECT AVG(amount) FROM sakila.payment;"を使用します。必ずテーブルにDB名を接頭辞として付けてから、Navicatクライアントでクエリを実行して、単一の値が返されることを確認してください。
- ここで、“メトリック収集をテスト”ボタンをクリックして、データが適切な期間内に選択したインスタンスから正常に収集できることを確認しましょう。クエリで生成されたものは次のとおりです:
- データ表示では、収集された値または計算された値を使用することを選択できます。収集された値はクエリの実行後に収集された実際の値であるのに対し、計算された値は収集間の計算された変化率を使用し、各収集間のメトリック値の差を秒数で割った値を測定します。後者は、新しい値が非常に頻繁に収集される状況で役立ちます。メトリックの収集された値をそのまま使用します。
これまでに得られたものは次のとおりです:
- 次の画面で、カスタムメトリックのアラートを追加できます。メトリックがサーバーの状態に関連している場合はそうしたいかもしれませんが、実際には単なる情報であるため、”アラートを有効にする”スライダーをオフの位置に移動します。これにより、必須のアラート名フィールドを除き、画面の残りの部分がグレー表示になります。これを"Average Payment Alert"と呼びます:
- 次の最後の画面には、新しいカスタムメトリックの概要が表示されます。そこで、データ収集を有効にする(または無効化にする)、アラートを有効にする(または無効にする)ことができます:
- “カスタムメトリックを作成“ボタンをクリックするとダイアログが閉じ、新しいカスタムメトリックがリストに表示されます:
結論
Navicat Monitor 3のカスタムメトリックは、あなたとあなたの組織にとって意味のあるデータを追跡するための完璧なツールです。さらに、時間の経過に伴う変化を面チャートまたは折れ線チャートで表示することによって、役立つパターンをより適切に見つけることができます。最後に、アラートは潜在的なオポチュニティや危険をできるだけ早く通知して、あなたがタイムリーに対応できるようにします。